研究課題/領域番号 |
02452021
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
手嶋 政廣 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40197778)
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研究分担者 |
林田 直明 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (50114616)
永野 元彦 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (00013384)
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キーワード | 宇宙線 / CygnusXー3 / ガンマ線 / 中性粒子 / 空気シャワ- |
研究概要 |
平成2年度より、100Km^2アレイによる本格的な観測を開始し、デ-タを蓄積している。この新しいデ-タは、既に従来のデ-タ(CygXー3からのDC excessを報告した20Km^2アレイの5年間のデ-タ)の統計を越えつつある。平成3年11月までのデ-タを解析したところ、1991年1月に観測されたCygXー3での電波バ-ストの直後約1カ月の期間に、有意と思える4∂のexcessをCygXー3方向に観測している。それ以外の期間に、有意と判断される増加は観測されていない。100Km^2アレイで得られた全ての(平成3年11月迄の)デ-タではCygXー3方向に2.5∂のexcessがあるのみで、stedy emissionのfluxはかなり低いと思われる。今後もさらにデ-タの蓄積が必要である。CygXー3以外の他のpotential sourceについても系統的に調べているが、有意な結果は得られていない。 100Km^2アレイの整備として、シンチレ-ション検出器の時間較正システムを製作し、従来に比べ高い信頼度でデ-タを解析できるようになった。また高頻度での(〜0.1Hzでの)デ-タ収集が可能になり、エネルギ-しきい値を10^<17>eVまで下げることができた。デ-タは中央のUNIXワ-クステ-ションに集められ、光磁気ディスクに記録されている。また、これらのオンラインシステムは田無にある宇宙線研究所から電話回線を使い監視、制御ができるようになった。またデ-タ解析の改良(DCーexcess、周期解析、バ-ストサ-チ等のアルゴリズムの改良)を行い、デ-タ解析をより効率的に行えるようになった。
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