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1990 年度 実績報告書

ス-パ-コンピュ-タによる巨大シミュレ-ション結果の自動動画作成システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 02452051
研究機関高エネルギー物理学研究所

研究代表者

大原 謙一  高エネルギー物理学研究所, データ処理センター, 助手 (00183765)

研究分担者 鈴木 厚人  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助教授 (00100818)
中村 卓史  京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80155837)
石川 正  高エネルギー物理学研究所, データ処理センター, 助手
キーワードコンピュ-タ-シミュレ-ション / コンピュ-タグラフィック / 相対論的天文学
研究概要

数値シミュレ-ション結果から動画を作成するためのソフトウェアの開発を,おもにグラフィック・ワ-クステ-ション(パ-ソナルIRIS)上で行ってきた.その結果,数値デ-タをもとに2次元画像を作り,これをビデオテ-プにコマ撮りする事により動画作成に成功した.また,その際,ス-パ-コンピュ-タによる数値シミュレ-ション結果をそのままワ-クステ-ションに転送,保存すると,そのデ-タ量は非常に大きなものになるため,独自のデ-タ圧縮を行った上で転送,保存し,画像作成時にもとに戻すという方法をとった.さらに,ス-パ-コンピュ-タとワ-クステ-ションでは,ファイル形式および数値デ-タのバイナリ-形式が異なるために転送前もしくは転送後にこれらの変換が必要であった.このようなデ-タ圧縮や変換のためのソフトウェアの作成も行った.なお,3次元動画については,現在ソフトウェアを開発中であるが,必要なデ-タ量やワ-クステ-ションの処理速度などの関係から,ス-パ-コンピュ-タである程度の画像作成処理をする必要が明かになった.これについては,次年度の研究計画として完成させる予定である。
ス-パ-コンピュ-タを用いた一般相対論的天文学についての数値シュミレ-ションに関しては,2つの中性子星の衝突合体という問題を中心に,計算コ-ドの開発を行ってきた.また,開発されたコ-ドを用いたシミュレ-ション結果から前述の動画作成ソフトウェアを用いて動画を作ることができ,数値計算のコ-ドの検証と最終結果の解析に非常に有用であることが実証された.コ-ドの開発および実行は,高エネルギ-物理学研究所の共通計算機システムおよび京都大学の大型計算機センタ-のス-パ-コンピュ-タを用いて行った.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Nakamura and K.Oohara: "Gravitational Racliation from Coalescing Binary Neutron Stars IV" Prog.Theor.Phys.(1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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