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1991 年度 実績報告書

ス-パコンピュ-タによる巨大シミュレ-ションの自動動画作成システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 02452051
研究機関高エネルギー物理学研究所

研究代表者

大原 謙一  高エネルギー物理学研究所, データ処理センター, 助手 (00183765)

研究分担者 中村 卓史  京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80155837)
石川 正  高エネルギー物理学研究所, データ処理センター, 助手 (90184481)
キーワードコンピュ-タ・グラフィック / 数値物理学 / 一般相対論
研究概要

画像化のためのプログラム開発についても計画どおり進めているが、数値シミュレ-ションにより得られる3次元デ-タは膨大なものであり、これをFTP等によりス-パ-コンピュ-タからワ-クステ-ションに各シミュレ-ションごとにすべて転送すると、ネットワ-クへの負担が予想以上に大きいことがわかった。高エネルギ-物理学研究所では、平成3年度末に大型計算機上のファイルをNFSによりワ-クステ-ションで共有する装置が導入されたので、これをIRISワ-クステ-ションでも使用できるように、ソフトウェアの整備を行った。そのため、実際に、3次元グラフィックスのためのソフトウェアの完成は次年度に持ち越すことになった。作成された動画を発表用に編集するための環境を整えることができた。これは、ワ-クステ-ションまたはパ-ソナルコンピュ-タを用いてオフラインで行えるようにした。
数値シミュレ-ションコ-ドの開発は、おもに高エネルギ-物理学研究所のス-パ-コンピュ-タを用いて行ってきた。ポスト・ニュ-トニアンで重力波放射の反作用を含めた流体コ-ドが完成し、これを用いて連星中性子星の合体の数値計算を行った。また、同じ初期条件から、前年度までに作成したニュ-トニアンの流体コ-ドを用いての計算も行い、一般相対論の効果を調べた。その結果は、2次元動画化することにより容易に比較することができた。さらに、完全に一般相対論的な数値計算コ-ドの開発も行い、本年度は、おもに基本的な座標系の取り方等を詳しく調べた。これらの結果は、次年度にまとめて発表できるものと考えている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Takashi Nakamura: "Gravitational Radiation from Coalescing Binary Neutron Stars IV -Tidal Disruption-" Progress of Theoretical Physics. 86. 73-88 (1991)

  • [文献書誌] Ken-ichi Oohara: "Gravitational Radiation from Coalescing Binary Neutron Stars V -Post-Newtonian Calculation" Progress of Theoretical Physics.

  • [文献書誌] Ken-ichi Oohara: "Post-Newtonian Evolution of Coalescing Binary Neutron Stars" Approach to Numerical Relativity.

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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