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1992 年度 実績報告書

スーパーコンピュータによる巨大シミュレーション結果の自動動画作成システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 02452051
研究機関高エネルギー物理学研究所

研究代表者

大原 謙一  高エネルギー物理学研究所, データ処理センター, 助手 (00183765)

研究分担者 中村 卓史  京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80155837)
石川 正  高エネルギー物理学研究所, データ処理センター, 助手 (90184481)
キーワード数値シミュレーション / コンピュータ・グラフィックス
研究概要

本年度は、3年間の仕上げとして、スーパーコンピュータによる数値シミュレーションの結果より、3次元コンピュータグラフィックによる可視化プログラムの作成を中心に研究を行なった。計算結果の3次元構造を表示するためには、いわゆるボリュームレンダリングの手法を用いた。これは、3次元データ全体を可視化する技術であり、リアリティーの高い画像を作ることができると言われている。そのためには、物体からの光の放射、周辺光およびそれらの吸収、反射、散乱などを考慮して画像を作成する。しかし、われわれが必要とするのは、3次元データから物理的な構造を取り出し認識するための可視化である。したがって、3次元構造を取り出すために、人工的な光の放射と吸収のみを考慮した、比較的簡単なボリュームレンダリングプログラムを作成した。このような簡単化を行なった上でも、汎用性の高いプログラムでは非常に計算時間を必要とするため、数値シミュレーションをしながら可視化のための処理のほとんどをスーパーコンピュータ上で行なうことにした。一般にボリュームレンダリングでは、いくつかの視線方向について明るさを計算し、その間を補間(シェーディング)して描画する必要があるり、うまくシェーディングをしなければスプリアスな縞模様が見えることがある。しかし、十分細かくメッシュをとれば、単純なシェーディングでも十分であることがわかったので、これはグラフィックワークステーションの標準的な方法にまかせることにした。
なお、本年度の予算の大半は、これまでの成果をまとめた報告書の作成に用いた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 柴田 大: "Coalescence of Spinning Binary Neutron Stars of Equal Massー3D Numerical Simulationsー" Progress of Theoretical Physics. 88. 1079-1095 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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