研究課題/領域番号 |
02452153
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
五十嵐 滋 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (80027367)
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研究分担者 |
水谷 哲也 埼玉短期大学, 情報処理学科, 助教授 (70209758)
大木 敦雄 筑波大学, 社会工学系, 助手 (20160434)
細野 千春 筑波大学, 電子・情報工学系, 講師 (20108294)
辻 尚史 筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (70016666)
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キーワード | Uー転換 / NU / 不完全情報ゲ-ム / 音楽情報処理 / 同値理論 / 人工知能 |
研究概要 |
各研究分担者は、解析的意味論に基づく述語論理的プログラム言語NUの理論の構築及び処理系の作成等を行なった。NUは、論理的プログラム言語であるうえに手続き的な表現ができ、さらにプログラムの要求仕様と相互に変換が容易であるという特徴をもつ。主な研究業績は、以下の3項目である。 1 NUの理論面の研究として、以下の4点について一定の成果が得られ、それらを公表した。 (1)NU解釈系の解釈可能な範囲を明確にするため、決定可能である数学理論を考案した。 (2)並行プログラムをNUで表現する新たな方法を開発し、その上での検証システムついて研究した。 (3)NUで表現された並行プログラムに関する同値理論(軌跡準同型写像)の基礎的研究を行った。 (4)遂次プログラムの同値性についての証明チェッカシステムについて研究した。 2 不完全情報ゲ-ムや音楽情報処理という、高度に知的な人工知能的課題について、以下の2点を公表した。 (1)不完全情報ゲ-ムであるコントラクトブリッジの終盤のプレイについて、必勝形であるか否かを論理的に表現し、それを手続き型プログラムに翻訳、実行した。 (2)音楽情報処理について、演奏家の特徴を定量的に抽出し、それらを解析するとともに、自動伴奏システムを開発した。 これらの研究成果のうち一部は公表した。
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