研究課題/領域番号 |
02452206
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
河上 省吾 名古屋大学, 工学部, 教授 (60023058)
|
研究分担者 |
磯部 友彦 群馬大学, 工学部, 助手 (40135330)
土井 健司 名古屋大学, 工学部, 助手 (10217599)
林 良嗣 名古屋大学, 工学部, 助教授 (00133091)
|
キーワード | 交通・活動関連分析 / 交通調査 / 活動日誌調査 |
研究概要 |
1.交通・活動関連分析のための調査方法のレビュ- これまでの交通・活動関連分析の研究は、既存のデ-タを用いているものが多く、その分析結果は交通・活動関連分析という新しい分析枠組みの特徴を十分に活用しているとはいい難いことが明らかになった。また、独自の調査を行っている場合でも、調査内容が多岐にわたるために調査の目的が不明確になり、交通・活動関連分析の有用性が十分に示されていないことが明らかになった。 2.調査の実施 (1)インタビュ-形式による調査方法について検討し、被験者に対して活動を実施した理由等までも質問する調査を実施した。この方法は、被験者の実施した多様な活動や交通行動に対して調査員が臨機応変に対応して質問するものである。その結果、従来の調査方法では得られなかった活動実施の理由等を把握することができた。 (2)自動車の保有と利用の履歴調査を調査票を用いて実施した。自動車の保有の意思決定は、個人単位の条件だけでなく、世帯単位の条件にも大きく影響され、さらに、その意思決定は長い期間にわたって変化するものと考えられる。そこで、このような情報を把握するための調査をおこなった。 (3)休日の交通・活動関連調査を調査票を用いて実施した。(1)の方法によると、サンプルは少数で、偏ったものになりがちである。そこで、被験者の負担の少ない調査方法として、ランダムに抽出した被験者に対して調査票を留置、後日回収する方法による調査を実施した。
|