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1991 年度 実績報告書

人の交通・活動関連分析のための調査方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 02452206
研究機関名古屋大学

研究代表者

河上 省吾  名古屋大学, 工学部, 教授 (60023058)

研究分担者 磯部 友彦  群馬大学, 工学部, 助教授 (40135330)
森川 高行  名古屋大学, 工学部, 助教授 (30166392)
土井 健司  東京工業大学, 工学部, 講師 (10217599)
林 良嗣  名古屋大学, 工学部, 助教授 (00133091)
キーワード交通・活動関連分析 / 交通調査 / 活動日誌調査 / スケジュ-ル
研究概要

交通・活動関連分析に必要な行動デ-タは、活動日誌形式の調査により得ることができる。しかし、かなり以前から予定をたてる行動もあれば、突然に実施せざるをえない行動もある。各人にとって最も望ましい行動をしているかどうかを考察するためには、行動の予定段階とその実施結果との双方を調査しなければならない。そこで今年度は、行動の予定をどれくらい前から立てているのかを調査する方法について検討した。
調査の対象は、連続した4日間の行動スケジュ-ルの予定であり、対象日の4週間前、3週間前、2週間前、1週間前の4回にわたって被験者に対して対象日に予定している活動内容、活動場所、同伴者、利用交通機関について尋ね、さらに対象日以降に実際の行動結果について尋ねた。
その調査から得られたデ-タを分析したところ、次のことがわかった。[1]交通・活動スケジュ-ルは4週間前と1週間前とを比べても大きな相違はない。このことからキ-活動(1日の交通・活動スケジュ-ルの決定に重要な役割を持つ活動)の予定は、ほぼ1ヶ月前から推定できる。[2]4週間前に決定されている活動には、拘束性の高いキ-活動が多く、自由度の高い活動は、1週間においてもほとんど決定されていない。
調査票の設計に関する問題点をまとめると次のようになる。[1]4日分のスケジュ-ルの調査のため、調査票が複雑かつ記入項目が多い。[2]予定段階における行動予定を毎回記入することが煩雑である。変化部分のみを記入するような改善が必要である。[3]活動と交通行動を別物として調査票を作成したが、交通行動そのものがひとつの活動である(たとえばドライブ)場合の記入方法の検討が必要である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 青島 縮次郎,磯部 友彦,宮崎 正樹: "世帯における自動車保有履歴から見た自動車複数保有化の構造分析" 土木計画学研究・論文集. 9. 45-52 (1991)

  • [文献書誌] 河上 省吾: "交通・活動スケジュ-ル形成行動の調査方法の検討" 土木計画学研究・講演集. 14. 53-58 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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