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1.実測対象建物の気密性能の実測
実物対象室は東北大学構内にあるパッシブソーラーシステム試験家屋であるが、その部屋部の位別気密性能を測定した。また、仮設の間仕切の気密性能について実測を行った。
2.試験家屋における換気量の長期測定
単室の場合にはCO_2をトレーサーガスとし定量発生法により、また、三室の場合には、N_2・SF_6・CHCl_2Fのガスを用いて減衰法により、室内外温度差外部風速が種々の条件の下で、換気量を長期にわたって測定し、室内外温度差、外部風速の影響を調べた。
3.換気計算モデルについての予測精度の検証
計算プログラム(COMISモデル)に関して、海外の研究グループと共同で開発作業を行い、換気量の測定データを基にしてプログラムの検証を行った。
4.換気計算モデルの熱計算モデルへの連成についての検討
多数室換気計算モデルを熱負荷計算モデルに組み込み、パラメトリックに変数を変えて多数室換気を考慮した熱負荷計算を行った。
5.研究成果の公表
以上の研究成果を、日本建築学会の研究発表会並びに国際エネルギー機構の関連研究集会にて報告した。
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