研究課題/領域番号 |
02452302
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
伊藤 紘二 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (20013683)
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研究分担者 |
伊丹 誠 東京理科大学, 基礎工学部, 助手 (70212983)
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キーワード | ハイパ-メディア / 知識ベ-ス / 知識検索 / メディア表現 / 問題解決 / シミュレ-ション / 直接操作 / Xウインドウ |
研究概要 |
我々が従来開発を進めてきたCAFEKS(ComputerーAssisted Free Exploration of Knowledge Structures)は、ハイパメディアの汎用性を生かしながら、メディア表現の背後に置かれる手がかり知識/問題表現にもとづく推論を行うことにより、その検索・誘導能力を飛躍的に高めたものとして位置づけることができる。本研究においては、概念、知識、問題という認知的基本要素について改めて考察を行った結果、知識の使い方を、学習者に獲得させるためには、それが使える問題解決の場面において、学習者が自ら選択/変更/操作することが出来る事例を、知覚運動領域に訴えるような表現によって与え、事例間の共通点と相違点を、説明させることが重要であることが認識された。ところで、知識は、ある世界を設定せずに表現するとすると表現し切れない。そこで、CAFEKSにおいては、個々の知識を、コンテクストを表現したメディア表現上の位置に結びつけて提示し、学習者の介入を受け付けることとした。具体的には、代数の文章題、電気回路、電磁気学、Prologプログラミング、UNIXコマンド、音楽教育における作曲、の各分野に対して、イメ-ジとしてしか伝達できないものを含んだ概念、知識、問題のプリミティブの体系の開発を行なった。そして、抽象されたメディア表現要素オブジェクトを、Xウインドウツ-ルを用いて用意し、これにPrologの上でつくられた知識と問題の表現から意味を与えて、これらの要素を組合わせた知識と問題のメディア表現を合成する汎用の仕組を作った。この仕組を用いれば、メディア表現の上で、学習者による問題記述を支援し、そのセッティングの下で生ずる結果を、シミュレ-トし、意識下の構造に訴えながら提示し、介入を受け付けることができる。そして、このシミュレ-ションが、知識表現と結ばれているため、学習者に知識を探索させることによって事例の解釈を行ないながら、これをモニタすることができる。
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