研究課題/領域番号 |
02454173
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
荒木 恒治 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30084867)
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研究分担者 |
西山 利正 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (10192254)
高橋 優三 奈良県立医科大学, 医学部, 助教授 (80094580)
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キーワード | 旋毛虫 / 成虫 / 抗原 / 免疫診断 / 免疫組織化学 / 旋毛虫症 |
研究概要 |
旋毛虫成虫を効率良く集めるために従来の感染方法を改善した。 すなわち、感染筋肉を等張の蔗糖に潰けてマウスに投与しその一週間後に成虫を採集し、以下の実験に用いた。 旋毛虫の成虫における食道腺形態を電顕レベルで検討し、二種類の外分泌顆粒が存在する事を報告した。更に食道腺顆粒が幼虫の顆粒とは抗原性が異なるという特質を明かにした。 旋毛虫の成虫における抗原の極在部位を免疫電顕法により決定した。更に、これらの抗原の特異性を検討するため各種寄生虫感染患者の血清と反応させ交差反応の有無をみた。その結果、成虫抗原は、各種寄生虫感染患者の血清と程度の差はあっても交差反応があり、免疫診断用としてはスクリーニング抗原として価値を持つ事が示唆された。幼虫抗原を用いてELISA法行い、ヒト患者の血清中に旋毛虫由来の循環抗原を検出する事が旋毛虫症の早期かつ特異的な診断になり得る事が示された。
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