研究課題/領域番号 |
02454221
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
粕川 禮司 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (80045632)
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研究分担者 |
菅野 孝 福島県立医科大学, 医学部, 助手
宮田 昌之 福島県立医科大学, 医学部, 助手
西間木 友樹 福島県立医科大学, 医学部, 助教授
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キーワード | ラット肺高血圧 / ILー6 / ILー1 / TNF / BraU陽性細胞 / プロスタグランディンE_1 / プレドニソロン / シクロホスファミド |
研究概要 |
モノクロタリン投与ラット肺高血圧症において、肺胞マクロファ-ジの培養上清中にILー6が高値であり、上清はラット肺線維芽細胞の増殖を増進させた。一方、上清はヒト血管内皮細胞の増生には抑制的に作用した。モノクロタリン肺高血圧症の肺組織ではBrdu陽性細胞の増加が認められた。 モノクロタリン肺高血圧ラットにプロスタグランディンE_1,プレドニソロン、あるいはシクロホスファミドを投与すると、プロスタグランディンE_1とシクロホスファミドによって肺高血圧の低下とともに肺胞マクロファ-ジ上清中ILー6、ILー1、TNFの低下が認められた。さらに両剤によってBrdu細胞の減少も認められた。 一方、プレドニソロンには軽度の肺高血圧の低下作用は認められたが、サイトカイン産生の低下およびBrdU陽性細胞の減少作用は認められなかった。 血管障害を持つ膠原病患者血清中に認められる抗カルジオリピン抗体の血管内皮細胞に与える影響を検査したが、増殖に対する増強および低下、いずれの作用も認められなかった。
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