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1990 年度 実績報告書

急性動脈閉塞症におけるMNMSの病態解明と局所還流装置の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02454302
研究機関浜松医科大学

研究代表者

阪口 周吉  浜松医科大学, 医学部, 副学長 (30107809)

研究分担者 蜂谷 貴  浜松医科大学, 医学部, 助手
小谷野 憲一  浜松医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60126810)
研究概要

急性動脈閉塞症におけるMNMSの病態解明とその治療成積の向上を目的として、雑種成犬を用いた基礎的研究を行った。下腸間膜動脈下の腹部大動脈、両側総腸骨動脈、正中仙骨動脈、両側大腿動脈を遮断し24時間後に再潅流を行い種々のパラメ-タ-について検討した。採血は下大静脈より行ない、コントロ-ル、遮断解除前、遮断解除直後、遮断解除30分後、遮断解除60分後に行なった。
このうちCPK、GOT、GPTおよびカリウムなどは骨格筋細胞の破壊によって血中濃度の上昇を従来の報告と同様に上昇した。さらにBUN、クレアチニンなどの腎機能を表すパラメ-タ-は遮断解除後に上昇傾向を示し60分後に最高値を示した。
さらに下大静脈よりの全血中の白血球数を検討するとコントロ-ルに比して遮断解除前にまず上昇する。つぎに遮断解除後から時間の経過と共に白血球数は減少傾向を示し60分後には遮断解除前に比較して有意に低値を示した。近年虚血再潅流後の白血球特に好中球の関与が注目されているが、下肢骨格筋虚血再潅流モデルにおいても白血球特に好中球の関与が示唆された。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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