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1991 年度 実績報告書

周産期ウイルス感染のDNA診断

研究課題

研究課題/領域番号 02454376
研究機関東京大学

研究代表者

川名 尚  東京大学, 医学部(分), 教授 (90010272)

研究分担者 井上 栄  国立公衆衛生院, 部長 (40072938)
山口 宣生  東京大学, 医科学研究所, 教授 (90012723)
吉川 裕之  東京大学, 医学部, 助手 (40158415)
白水 健士  東京大学, 医学部(分), 講師 (50092242)
キーワード単純ヘルペスウイルス / ヒトパピロ-マウイルス / PCR / 周産期感染
研究概要

1単純ヘルペスウイルス(HSV)のPCR法によるDNA検出
PCRに用いたプライマ-は.HSVー1ではBamH1のBフラグメントの5'端の31base上流から12baseまでの20baseと同じく5'端から212base下流から193base下流の相補鎖20baseを使用した。HSVー2では.aシ-ケンスの5'端からのbase下流から28base下流までの20baseと同じく5'端から221base下流から202base下流までの相補鎖20baseを使用した。
PCR反応は,HSVー1では,92°C1分,60°C1分,72°C2分で30サイクル行った後,72°C5分の反応を行った。HSVー2では,93°C1分,65°C1分,73°C1分で30サイクル行った後73°C5分の反応を行った。これらの反応液を4%アガロ-スで電気泳動を行い,これをサザンハイブリダイゼ-ションにかけて同定した。
性器ヘルペスより分離して,螢光標識マウスモノクロ-ナル抗体にて,同定と型の決定を行った単純ヘルペスウイルス1型30株,2型50株を用いて方法の評価を行った。PCR法による結果は,全べて一致し,本法で用いたプライマ-が妥当であることが確認された。 次年度は.この方法を臨床検体に応用する予定である。
2.ヒトパピロ-マウイルス(HPV)のPCR法によるDNA検出
性器に感染する6つの型のHPVのL1領域を比較検討し、これらに共通する塩基配列をプライマ-としてHPVーDNAの検出を行った。このプライマ-は,9つの型のHPVを検出することができた。制限酵素の切断パタ-ンによりこれらは識別が可能であった。光圭コシジロ-マでは.100%陽性であった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshikawa,H,;Kawana,T,;et.al.: "Detection and typing of multiple genital human papillomaruirueses by DNA omplification with consensus primers" Jpn.J.Cancer Pes.82. 524-531 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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