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1990 年度 実績報告書

ヒト性腺刺激ホルモンの構造と機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02454379
研究機関名古屋大学

研究代表者

菅沼 信彦  名古屋大学, 医学部, 構師 (30179113)

研究分担者 成田 収  名古屋大学, 医学部, 助教授 (50023768)
妹尾 久雄  名古屋大学環境医学研究所, 助教授 (40135380)
キーワードヒト絨毛性コナドトロピン / 黄体化ホルモン / 卵胞刺激ホルモン / β鎖 / SS結合 / 塩基特異的突然変異作製法 / 発現ベクタ- / 遺伝子発現
研究概要

ヒト黄体化ホルモン(LH)および卵胞刺激ホルモン(FSH)のβ鎖をコ-ドする遺伝子DNAをM13ファ-ジに挿入し、大腸菌株JM109に感染させることにより一本鎖のDNAを得た。この一本鎖DNAを鋳型とし、システイン・コドン(TGTあるいはTGC)をアラニン・コドン(GCTあるいはGCC)に変換した27塩基の合成ヌクレオチドを結合させ、二本鎖DNAを合成した。ウラシル選別法によりシステイン変異DNAを選択した。これはLHに関してはシステインー23,26,72,110,23/72,26/110の変異DNAを、FSHは72,110,を作製することに成功した。LHβの変異DNA断片を分離・精製後、発現ベクタ-に挿入した。この変異LHのDNA断片を含むベクタ-を大量に調製後、チャイニ-ズ・ハムスタ-卵巣(CHO)細胞に導入した。この際、β鎖DNA単独と同時に、非変異α鎖DNAもβ鎖DNAと共に導入した。CHO細胞株よりβ鎖およびα・β両鎖を合成分泌する株を、 ^<35>Sーシステインの取り込み実験、および免疫学的沈澱法により選別した。以上の実験により、LHβ鎖システイン変異株をシステイン23,26,72,110,26/110の変異株で得ることに成功した。現在LHβ鎖のシステイン23/72の変異株を作製中であり、またFSHβ鎖に関してはシステイン23,26,23/72,26/110の変異DNAを作製中である。尚、FSHβ鎖のシステイン番号はLHおよびヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)のシステイン位置に各々対応する番号としたため、実際のアミノ酸番号としては各々、23→17,26→20,72→66,110→104となる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nobuhiko Suganuma: "Intracellular roles of disulfide bonds in human chorionic gonadotropin β subuniz ーAnalysis using siteーdirected mutagenesis and gene transferー" Lake Shirakaba Placenta Conference. 2. (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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