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1991 年度 実績報告書

非溶出性抗菌性コンポジットレジンの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02454436
研究機関大阪大学

研究代表者

鳥居 光男  大阪大学, 医学部, 助教授 (30116066)

研究分担者 竹重 文雄  大阪大学, 歯科部附属病院, 助手 (60206969)
安永 哲也  大阪大学, 歯科部, 助手 (70182342)
土谷 裕彦  大阪大学, 歯学部, 教授 (40028709)
キーワード抗菌性コンポジットレジン / 非溶出性抗菌剤 / 抗プラ-ク性
研究概要

1.抗菌性モノマ-の合成・分離・精製
昨年度、メチルパラベンにメタクリル基を導入し、MBAモノマ-を合成することに成功したが、同モノマ-の抗菌力が十分でないため、さらに強力な抗菌剤へのメタクリル基の導入を計った。4級アンモニウム塩の一種で強力な抗菌剤である臭化ドデシルピリジニウムのメタクリル基の導入を試み、12ーメタクリロイロキシドデシピリジニウム ブロマイド(MDPB)の合成・単離に成功した。
2.MDPBの非溶出性
MDPBをコンポジットレジンに最終濃度0.1あるいは0.2%含有させた。同レジンで円板試料を作製し、S.mutansを接種した寒天平板上に置いて培養したところ、円板周囲には阻止斑の形成は見られなかったが円板の下面の培地上では菌の増殖が明らかに抑制されていた。したがって、同レジンからは少なくともMIC以上のMDPBの溶出はない。さらに同円板を蒸留水、100%エタノ-ル、100%nーヘプタンにそれぞれ2ヶ月間浸漬しても、高速液体クロマトグラフィ-の検出限界(lug/ml)を上まわる量の溶出は認められなかった。
3.MDPB含有コンポジットレジンの抗菌性・抗プラ-ク性
MDPB含有コンポジェトレジンで製作した円板試料に窩洞を形成し、その中でS.mutansを培養したところ、対照に比較した菌の増殖率は、0.1%試料で47.6%、0.2%試料で0.84%に抑えられ、明らかな抗菌性が示された。又、これらの試料をダ液処理した後S.mutansを接種した培地中に懸垂して人工プラ-クの付着を調べたところ、対照より明らかに少量の人工プラ-クしか付着しなかった。この効果は、水に3ケ月間浸漬した試料でも変らず認められ、MDPBの添加により、非溶出性の抗菌性をコンポジットレジンに与えることが可能となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 今里 聡: "非溶出性抗菌性コンポジットレジンの開発に関する研究" 日本歯科保存学雑誌.

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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