研究課題/領域番号 |
02454465
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
工藤 章修 北海道大学, 歯学部, 講師 (10133745)
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研究分担者 |
土門 卓文 北海道大学, 歯学部, 助手 (50217618)
脇田 稔 北海道大学, 歯学部, 教授 (40018916)
石川 博之 北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (20184492)
今井 徹 北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (40160030)
中村 進治 北海道大学, 歯学部, 教授 (80001791)
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キーワード | 破骨細胞 / 矯正的歯牙移動 / 三次元的再構築 / 組織学的検索 / 応力分布 |
研究概要 |
実験動物(ネコ)に装着する矯正装置を確立し、作用力と作用時間を変えて犬歯の傾斜移動を行った。 組織学的検索に、実験動物をブアン固定液にて潅流固定を行った。その犬歯のセロイジン包埋し、連続薄切し、H.E.にて染色し検鏡した。 次に顕微鏡写真を撮影し、トレ-ス後、三次元画像構築ソフト(Nikon COSMOZONE)に入力し、三次元的再構築した。 また、実験前後、ネコ上顎歯列を印象採得し、石膏模型を作り模型計測した。 今回得られた知見は、歯周組織の変化において、長軸方向および横断での周囲で、牽引側と圧迫側の変化勾配が見られた。 破骨細胞の分布は、圧迫されざ滅し硝子変性を起こしている歯根膜のまわりに存在した。 作用時間のパラメ-タを変えた結果、1日では破骨細胞が出現するものとないものとがあった。 力の大きさを変えた結果、力が大きくなればなるほど、歯周組織の変化勾配が急になった。 今後の研究では、模型計測から、移動量、移動方向を測定し、初期応力値を有限要素法より求め、組織学的な破骨細胞の分布および骨の吸収量と、応力分布を比較検討し、その相関を調べる。
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