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1990 年度 実績報告書

キラ-T細胞とヘテロ抗体の併用による特異的自己白血病細胞障害活性の誘導

研究課題

研究課題/領域番号 02454522
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

押味 和夫  東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (40089991)

研究分担者 赤星 雅  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40150974)
高橋 正知  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90119991)
泉二 登志子  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (00101808)
キーワードヘテロ抗体 / キラ-T細胞 / 急性リンパ性白血病
研究概要

アロ抗原特異的キラ-T細胞クロ-ン、lymphokineーactivated killer(LAK)細胞の2種類のキラ-細胞を誘導しておき、これにCD3×CD10のヘテロ抗体を添加すると、CD10陽性の患者急性リンパ性白血病細胞を効率的に障害することを示した(BLOOD印刷中)。この実験で、ヘテロ抗体の添加により、キラ-活性の誘導が容易であること、誘導されるキラ-活性の程度が極めて強いこと、CD10陽性細胞に特異的であること、LAK活性は1カ月培養までは上昇し続けることなどを明らかにした。
現在、ヘテロ抗体添加時の標的細胞障害機構に関する電顕学的解析、白血病細胞コロニ-形成能に与える影響などについて検討中である。
さらに今野は、severe combined immunodeficiency(SCID)マウスにヒト白血病細胞を移植した場合、真にヘテロ抗体が有効であるか否かを検討する予定である。さらに、CD3×CD13のヘテロ抗体を作り、この抗体が患者急性骨随性白血病に対し有効であるか否かを検討する。これらの研究はあと1年以内に結論が出る見込みである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazuo Oshimi et al.: "Increased lysis of patient CD10ーpositive leukemic Cells by TCells coated with antiーCD3 Fab' antibody Crossーlinked to antiーCD10 Fab' antibody." Blood. (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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