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1991 年度 実績報告書

線虫C,elegansの胚発生各期に特異的に発現される遺伝群の解析

研究課題

研究課題/領域番号 02454557
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

小原 雄治  国立遺伝学研究所, 遺伝情報研究センター, 助教授 (70135292)

キーワードcDNA / PCR / ハイブリダイゼ-ション / YAC / 遺伝子発現
研究概要

In situハイブリダイゼ-ションの条件設定のために、ジゴキシゲニン標識プロ-ブを用いる方法を試みた。
cDNAクロ-ンの系統的な解析のために、線虫himー8株(雌雄同体と雄がほぼ同数出現する)の混合期集団(発生の全ての時期を含む)からpolyーA^+mRNAを精製し、まず2Kb以上の分画についてλZAPIIを用いてcDNAライブラリ-(平均挿入長、2〜3Kb)を作成した。ここから独立の10,000プラ-クを拾い、すでに同定したabundant cDNAクロ-ンをプロ-ブにハイブリダイゼ-ションを行った。その結果、約5,000の比較的rareなcDNAクロ-ンのセットを得た。これらについて、(1)新たに開発した挿入cDNAの4塩基認識制限酵素地図作成法を用い、地図パタ-ンをフィンガ-プリントとしてクロ-ンの分類を進めた、(2)ほぼ全ゲノムをおおうYAC製列クロ-ンを利用して各cDNAのマッピングを進めた、(3)各期の単一胚から増幅したcDNAをドットブロットしたメンブレンを用いて各cDNAの発現パタ-ンを調べた。大部分はハウスキ-ピング様であったが、発生時期特異的な発現を示すクロ-ンを多数得た。(4)挿入cDNAの両端から数百塩基を、そのシングルプラ-クから簡単に決定できる条件を設定した。
一方、細胞特異的に発現する遺伝子を分離することを目指して、各割球から全cDNA種の増幅を試みた。割球の分離には成功し、各割球間のcDNAのサブトラクションの条件設定を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Akihiro Noda: "Rapid Identification of Specific Genes in E.coli by Hybridization to Membranes Containing the Ordered Set of Phage Clones" BioTechniques. 10. 474-476 (1991)

  • [文献書誌] 小原 雄治: "ゲノムの解析" 遺伝. 145. 17-22 (1991)

  • [文献書誌] 小原 雄治: "線虫胚発生の遺伝子支配の全体像解明をめざして" 細胚工学. 10. 661-666 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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