研究課題/領域番号 |
02455004
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
川端 喬 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (40003090)
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研究分担者 |
梅津 一孝 帯広畜産大学, 畜産学部, 助手 (20203581)
梅津 勝 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (50142790)
西出 公之 三重大学, 人文学部, 助教授 (90125386)
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キーワード | お雇い外国人 / 農業史 / 英学史 / 開拓使 / 農業技術交流 / 北海道 / ウィリアム・クラ-ク / エドウィン・ダン |
研究概要 |
3年継続の初年度: ダンと町村記念事業協会から、Edwin Dunの自伝原稿のコピ-を入手した。これを翻刻し、最小限の字句の訂正を加え、「農・畜産関係お雇い外国人教師研究モノグラフ(以下「モノグラフ」と略記)1.Edwin Dun:Reminiscences of Nearly Half a Century in Japan(翻刻)」と題してワ-キングペ-パ-の形で印刷・刊行した。また、みやま書房より英語学習教材として出版してあったClarkが家族に宛てた手紙に、当時の新聞記事などにもあたって特に時代背景を中心にして詳しい注を付した。これは、「モノグラフ2.W.S.Clark's Letters from Japan(詳注)」として印刷・製本中である。以上の2点は、本研究が助成研究として採択が決定される前から行われていたものであるが、今後の研究の座標軸になると考えられるので本研究の重要な一部として継続した。北大図書館北方資料室所蔵の開拓使外国人関係書簡のうちから、(1)W.S.Clarkの開拓使宛の文書(1055〜1191)(2)L.Boehmerの開拓使宛の文書(0455〜0596)(3)W.Wheelerの開拓使宛の文書(0455〜0596)(4)W.Wheelerの開拓使宛の文書(3967〜4087)(5)W.Wheelerの家族への私信(4088〜4130)(6)W.P.Brooksの開拓使宛ての文書(0635〜0827)(7)D.P.Penhallowの開拓使宛の文書(3306〜3439)を電子複写により入手した。申請の時点では、写真撮影をしなければならなかったが簡便な電子複写ができるようになった。上のうち、L.Boehmerについては、翻刻をほぼ終了した。一部解読不明のところを再度検討し、次年度初頭に「モノグラフ3.L.Boehmerの開拓使宛ての書簡及び報文(翻刻)」として印刷・刊行される予定である。Edwin Dunの文書もほぼ翻刻が終了しており、引き続いて、「モノグラフ4.Edwin Dunの開拓使宛ての書簡及び報文(翻刻)」として次年度中に印刷・刊行される予定である。
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