• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 研究成果報告書概要

在日韓国・朝鮮人の生活・文化と適応に関する保健社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02551003
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関東京大学

研究代表者

園田 恭一  東京大学, 医学部(医), 教授 (20009898)

研究分担者 大島 巌  国立精神神経センター, 精神保健研究所, 室長 (20194136)
杉澤 秀博  東京都老人総合研究所, 保健社会学部門, 研究員 (60201571)
朝倉 隆司  東京学芸大学, 教育学部, 講師 (00183731)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
キーワード在日韓国・朝鮮人 / 世代差 / 健康問題 / 保健行動 / アイデンティティ / 自治体
研究概要

3年間にわたった本研究の最終年度にあたる平成4年度は、これまでに実施した調査研究の成果のとりまとめと報告書の作成に重点を置いた。具体的には、在日韓国朝鮮人という人口集団の生活や文化とその変容過程に焦点をあて、1.韓国朝鮮人の国際的人口移動と在日韓国朝鮮人の歴史的推移、2.日本人および韓国人との比較からみた在日韓国朝鮮人の生活と健康、3.日韓との比較を通しての在日韓国朝鮮人の健康問題と受療状況4.在日韓国朝鮮人の生活文化とアイデンティティの世代差、5.一人暮しの在日韓国朝鮮人高齢者の生活と健康、6.済州島出身の在日韓国朝鮮人の生活過程に関する調査結果をまとめ、7.さらには、これら在日韓国朝鮮人を含めた在日外国人に対する自治体の施策の現状を、全国の市へのアンケート調査にもとづいて考察した。
報告書の概要は以下のとおりである。第1論文では、韓国朝鮮人の海外移住に関する歴史的考察を行ない、海外移住韓国朝鮮人の人口の推移を把握し、それらとの関連で在日韓国朝鮮人の位置づけを試みた。第2論文では、在日韓国朝鮮人の生活様式と保健行動に関する調査を日本人と韓国人との比較を通して行ない、それらの健康状態の検討を進めた。第3論文では、医療機関に通院中の慢性疾患患者を対象にして、在日韓国朝鮮人の健康問題を検討し、患者の飲酒、喫煙、労働条件、経済状態などに関する比較を行なった。第4論文では、在日韓国朝鮮人が来日後、どのような生活の変化やライフイベントや健康問題に遭遇し、それらをどのようなソーシャル・ネットワークを通して解決してきたのかを世代別に明らかにした。最終論文では、自治体における在日外国人への保健・福祉・教育施策の動向を概括し、外国人を対象とした諸施策には地域によって差があることを示した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 園田 恭一: "Old Timersとしての在日韓国・朝鮮人" 国際東アジア研究センター研究報告92. No.1. 63-83 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 朝倉 隆司: "在日1世高齢者の生活と健康に関する実態調査をまとめて" 青鶴. No.5. 1-12 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Kyoichi SONODA: "Koreans as old-timers." Research Report of the International Center for the Study of East Asian Development 92. No.1. 63-83 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Takashi ASAKURA: "Actual conditions of life and health among first generation Koreans in Japan." Research Bulletin of CHEONG HAK. No.5. 1-12 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 1994-03-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi