研究概要 |
今年度新たに得られた成果は以下の通りである. 1.書換え可能LSIの第一のア-キテクチャは,5入力のセル(ROM)を格子状に配列したものである.このア-キテクチャに適した合成法として,関数分解を利用する方法を考案した.また,その方法を用いれば,従来の手法に比べ必要なセル数を大幅に削減できる事を示した. 2.関数分解を計算機上で能率よく行う方法として,BDD(Binary Decision Diagram)を用いた方法を考案した.また,C言語を用いて,プログラムを開発し,種々の関数を設計し,従来の方法よりも必要なメモリ数や計算時間が大幅に削減できることを明かかにした. 3.書換え可能LSIの第一のア-キテクチャを実現する方法として,AND-EXOR論理回路による方法を開発した.AND-EXOR回路では,AND-OR回路よりも積項数や接続線数が少なくてよい事を実証した. 4.書換え可能LSIの第二のア-キテクチャは,2入力のマルチプレクサセルを格子状に配列したものである.このア-キテクチャに適した合成法として,BDDを用いた方法を考案した.また,その方法を用いて,種々の関数を設計した.
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