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1990 年度 実績報告書

表層部コンクリ-トに着目した簡易品質判定手法の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02555107
研究機関八戸工業大学

研究代表者

庄谷 征美  八戸工業大学, 工学部, 教授 (80006684)

研究分担者 土門 勝司  ショーボンド建設株式会社, 技術研究所, グループリーダー
菅原 隆  八戸工業高等専門学校, 助教授 (10042152)
月永 洋一  八戸工業大学, 工学部, 助教授 (60124898)
キーワード非破壊試験 / Pullーout法 / Pullーoff法 / Figg法 / 品質管理 / 維持管理 / 強度 / 耐久性
研究概要

1.試験方法確立についての検討
(1)強度評価2試験および透気・透水性評価3試験について、試験装置の改良や試験手順の改善を行った。
(2)強度評価2試験における変動はほぼ満足できるものであるが、透気・透水性評価3試験の場合は変動が大きく更に試験装置の改良や試験手順の改善を行う必要がある。
(3)表層強度の被壊機構は、軸対称二次元有限要素法により解析可能である。
2.影響要因についての検討
(1)配合条件や材令による品質変化は、強度評価2試験の場合良く反映できる。透気・透水性評価3試験のうち、透気性及び吸水性試験は品質変化を反映できるが、透水性試験の場合は、追従性が悪く検討すべき点がある。
(2)透気・透水性評価3試験は、コンクリ-トの含水率の影響が大きい。
3.品質管理・維持管理のための検討
(1)強度評価2試験は、圧縮強度推定のための局部破壊試験として有用である。また、コンクリ-ト表層部を測定対象とする反発度試験や貫入試験等の結果と良好な相関を示す。
(2)透水・吸水型枠を用いた場合、表層強度の測定により、表層部の強度改善に有効であることが確認できる。
(3)接着引張強度試験においてパイプ状接着鋼片を用いれば、強度劣化の深さが確認できる。また、透気・透水性評価3試験は、劣化程度を耐久的側面から評価できる可能性がある。
(4)補修後の性能確認および(5)品質判定のための評価基準に関しては、実験および検討を継続中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 庄谷 征美: "ピン貫入試験によるコンクリ-ト強度の推定について" 第45回セメント技術大会講演集. 45. (1991)

  • [文献書誌] 庄谷 征美: "ピン貫入試験によるコンクリ-ト強度の推定について" セメント・コンクリ-ト論文集No.45. 45. (1991)

  • [文献書誌] 月永 洋一: "コンクリ-ト表層部の品質評価試験方法に関する基礎的検討" コンクリ-トの非破壊試験法に関するシンポジウム論文集. (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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