研究課題/領域番号 |
02555114
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
藤田 睦博 北海道大学, 工学部, 教授 (80001139)
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研究分担者 |
嵯峨 浩 苫小牧工業高等専門学校, 土木工学科, 助手 (50153929)
早川 博 北見工業大学, 工学部, 助手 (20142797)
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キーワード | 地中探査レ-ダ- / エコ-処理 / 誘電率 / サクション / 含水率 / 不飽和浸透 / 土層構造 / 降雨強度 |
研究概要 |
本研究で用いた地中探査レ-ダ-は、表ー1に示す日本無線(株)製のレ-ダ-アンテナである。地中探査レ-ダ-の構成は、図ー1に示す通り本体装置と送信アンテナよりなっている。送信アンテナとして、中型、小型、超小型の3種類があり、それぞれ中深度用(深度0.5〜2.0m)、低深度用(深度0.15〜1m)などと性格付けられている。免許を必要としない微弱電波機器程度の電波しか放射しない。 本年度は、中型、小型、超小型レ-ダ-各々の特性を調べるため、図ー2のような砂場で図ー3に示すように鉄板とコンクリ-ト塊を埋設した。この場合、実験は『移動測定』で行い、同一の埋設物を二次元で捉えるための工夫をした。これは、埋設物のエコ-を消去する手法も考えているためである。 本年度の成果 (1)超小型アンテナにより砂層中の水分の移動状態が測定できることがわかった。水分を定量的に評価するため、テンショメ-タ-でサクション圧を測定している。 (2)エコ-処理については、過剰のレ-ダ-でグランドクラッタ-を除くのと同じ原理を採用した。実験用の砂層厚が1m程度であるので、超小型アンテナの場合のみについて解析した。
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