研究分担者 |
大戸 時喜雄 富士電機総合研究所, 研究員
財津 靖史 富士電機総合研究所, 副主任研究員
中埜渡 丈嘉 北海道大学, 工学部, 助手 (90207853)
松井 佳彦 北海道大学, 工学部, 助手 (00173790)
亀井 翼 北海道大学, 工学部, 助教授 (70001998)
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研究概要 |
1.)Gregonyが理論を提示した懸逆液の流通セル中での吸光度のゆらぎを基礎として,ミクロンオ-ダ以上の分散粒子群の平均個数を計測する方法を,凝集性粒子の個数を計測するために拡張し,丹保の密度関数の応用によって,単波長のPDAでオンラインのフロック平均粒径の計測を可能にした。 2)近赤外部と紫外部の2波長を同時に用いることのできる吸光度変動計測センサ-を試作し,応答速度粒,粒径測定限界等の精度を高め定用に足る装置にほぼ作り上げることができた。 3)2波長吸光度変動法を用いて,アルミニウフロックの粒径のオンライン計測がより高い精度で可能となった。 4)色度系の凝集に際して,オンラインで,色コロイドがどこまでフロック化するかを凝集剤添加1〜2分で計測することが可能となり,成長粒径の計測に加えて,凝集反応評価プロセスに用いうることを可能にした。 5)吸光度変動計測センサ-よりの出力が,実際的な凝集的件の下で,フロックの決降速度と直接に結びうることを見出し,吸光度変動を決降速度に変換するアルゴリズムを作り,凝集の初期計測値から決降分離の推算ができるようになった。 6)様々な様式の計測セルについて検討を行い,濃度,粒径に応じたセルの性状についての知見を集めつつある。また、実装置で計測のために投入型のセルによる計測について検討を開始した。
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