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1990 年度 実績報告書

高バイアス磁界下での磁気歪効果を利用した鋼構造物の水中磁気応力測定装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 02555126
研究機関京都大学

研究代表者

金多 潔  京都大学, 工学部, 教授 (60025830)

研究分担者 金銅 秀晃  (株)ニッコーシ, 開発部, 研究員
金子 文夫  (株)ニッコーシ, 開発部, 部長代理
広田 毅  (株)ニッコーシ, 開発部, 取締役部長
宇都宮 智昭  京都大学, 工学部, 文部省学術振興会研究 (10211773)
西沢 英和  京都大学, 工学部, 助手 (70127116)
キーワード高バイアス磁界 / 磁気歪効果 / 鋼構造物 / 水中 / 応力測定
研究概要

平成2年度の研究は主として、以下の2項目に要約される.当初の目標と成果並びに技術的課題について述べる.初年度は、平成3年度に於て、水中磁気応力測定装置を試作する為の、基礎固めを行うため,1)水中載荷試験システムの構成2)水中磁気センサ-の試作を行った。
●水中載荷試験システムの構成
水中で鋼部材の加力試験を行うため、容量30tのデジタル制御型機械式アラチュエ-タノ台とこれを制御するためのコンピュ-タシステムを試作し、土10μmの変位制御が実現しうることを確認した.実験水槽については、小型モデルを試作して、循環ポンプを付加した結果、温度上昇の極めて少ない加力システムが実現できた.現在は、本実験のための水槽を設計している。
●水中磁気センサ-の試作
従来開発したセンサ-は、水中測定に対する信頼性がなかったため、平成2年度に於ては、厚さ9mm,幅60mmの鋼板を水中に於て、飽和磁化領域まで、磁化できるセンサ-を試作した.水中載荷試験システムの構成が、若干遅れた為、水深60cm程度迄の水中で、無負荷状態での性能評試験のみ実施した結果、所定の性能を有し、且つ電気的信頼性に於ても問題のないことを確認した。
平成3年度に於ては、水中載荷試験システムの完成を急ぎ、直ちに載荷実験を開始する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 宇都宮 智昭.西沢 英和、金多 潔・小沢 智広: "飽和磁化漸近則に基づく鋼材の応力測定における炭素および塑性ひずみの効果" 材料.

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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