研究課題
平成3年度は、平成2年度に引続き、当初計画通りに研究を進めることができた。すなわち、『酸化鉄活量自動測定装置』を完成させることが出来た。この装置の概略は以下の通である。1試料重量=1〜3グラム2測定所用時間=5分間3測定精度=±0.8%4測定温度=最高1450℃5測定活量範囲=0.0001〜1完成した自動測定装置により、CaO-SiO_2-FeO系スラグ中のFeO活量を測定したところ、この系の状態図と熱力学的に矛盾しない結果が得られ、本測定装置の有効性が実証された。現在、製鋼現場で使用するスラグ中の酸化鉄活量測定装置として、すでに新日本製鐵(株)広畑製鉄所、同室蘭製鉄所など一部の製鉄所において、本装置による実スラグ中の酸化鉄活量測定が実用段階に入っている。
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