研究課題/領域番号 |
02555188
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
荻野 文丸 京都大学, 工学部, 教授 (50026069)
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研究分担者 |
神田 啓治 京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (10027419)
米田 憲司 京都大学, 原子炉実験所, 助手 (10027443)
藤根 成勲 京都大学, 原子炉実験所, 助手 (90027441)
三島 嘉一郎 京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (60027472)
鎌田 正裕 鳥取大学, 工学部, 助教授 (20204604)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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キーワード | 中性子ラジオグラフィ / 噴流層 / 流れの可視化 / 固液混相流 |
研究概要 |
1.噴流層内の粒子運動の可視化および解析 H2年度に引続き、流体にフロリナ-トFCー77、粒子にガラスビ-ズを用いた噴流層内にホウ素のトレ-サ-粒子を投入し、層内の粒子運動を中性子TVセットで撮影、解析した。得られたデ-タから、粒子の高さ方向ならびに半径方向の速度を算出し、その充填高さ依存性、液流量依存性などについて検討を加えた。 得られた結果については、光ファイバ-やRIをトレ-サ-に用いた他の研究者の実験結果と一致し、その測定方法の妥当性が確認できた。 2.噴流層内の粒子の充填密度分布の測定 中性子ラジオグラフィ(フィルム法)により、噴流層を撮影し、得られたフィルムの濃淡から粒子の充填密度ならび噴流部の形状を求めた。この際、フォトデンシトメ-タ-で数値化されたフィルムの黒化度から、層内の局所充填密度を算出するための画像処理用のプログラムを新たに製作した。 得られた結果は、その再現性にまだ課題が残るものの、十分に層内の様子を説明できるものであった。 3.流体の可視化 液流体の可視化を行うために以下の2つの方法を実験に基づき検討した。 1)流体にフロリナ-トFCー77を、流れの可視化のための造影剤に三塩化ほう素(BCl_3)を使用する。 2)流体に重水を、流れの可視化のための造影剤に塩化ガドリニウム(GdCl_3)水溶液を使用する。
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