研究課題/領域番号 |
02557049
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
木村 元喜 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (00031964)
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研究分担者 |
野本 亀久雄 九州大学, 生体防御研究所, 教授 (50037355)
杉町 圭蔵 九州大学, 医学部, 教授 (00038762)
戸上 昌紀 日本合成ゴム(株), 筑波研究所, 主任研究員
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キーワード | LAK細胞 / 肺癌 / 術後補助療法 / 高密度培養 / 回転培養 / 養子免疫療法 / インターロイキン2 / LAT細胞 |
研究概要 |
LAK細胞(Lymphokine-Activated Killer細胞)の培養のための小型高密度培養装置の制作並びに改良は終了し、平成3年度までに19例のstageI肺癌症例を対象に、術後補助療法として、リンパ節リンパ球より培養して得られたLAK細胞をIL-2とともに投与した。平成4年度も臨床応用を行う予定であったが、症例に恵まれず19例で期半ばで終了とした。この間、培養失敗やLAK細胞の投与による重篤な副作用はなかった。(投稿予定)。 培養装置のディスポ化は、培養槽をプラスチック製とした他に、リザーバー、細胞の回収用具、チューブ類の培養装置の一式を全てディスポーザブルにした。このディスポ化装置を用いて、リンパ節リンパ球からLAK細胞を培養し臨床応用する研究を2例行った。 LAT(Lymphokine-Activated T)細胞の末梢血リンパ球からの誘導条件の検討は、IL-2に加えてCD3とCD28のモノクローナル抗体を用いると、従来法に比較して、CD4陽性T細胞に富む細胞が誘導でき、種々のサイトカインの産生をmRNAのレベルで確認した。しかし、再現性の若干の問題を残した。またLATの前段階として、投与したLAK細胞の生体内でのサイトカイン産生をin vitroで再現するため、抗CD3単クローン抗体で刺激したところ、IL-2などのサイトカインを産生した。 無血清培地下でのLAK細胞の誘導及び培養は、RPM11640を主体とする基礎培地にヒトインシュリン、ヒトトランスフェリン、エタノールアミン、脂質を結合させたヒトアルブミンなどで構成された無血清培地でLAK細胞の培養が可能であることを確認した。
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