研究課題/領域番号 |
02557060
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小松 徹 名古屋大学, 医学部, 講師 (80109777)
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研究分担者 |
木村 智政 名古屋大学, 医学部, 助手 (50161568)
島田 康弘 名古屋大学, 医学部, 教授 (50028669)
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キーワード | 心拍変動 / 周波数解析 / 自律神経 / 麻酔深度 / 吸入麻酔剤 / 前投薬 |
研究概要 |
心血管系パラメ-タの変動の周波数解析を行うことにより、個々の周波数成分の増減が自律神経活動の指標となることが知られてきた。 本研究では心血管系の変動の連続的周波数解析を行うことにより、自律神経活動の実時間モニタ-の開発、および自律神経活動を指標とした麻酔深度モニタ-の開発を行う。 従来、心電図RR間隔よりconvolusionを利用し心拍数を求めていたが、計算に時間を要し実時間処理が難しかった。しかし、本年度購入のNECコンピュ-タシステム(信号処理言語:asyst)により実時間処理が可能となった。本装置を用いて、猫およびヒトで吸入麻酔薬(イソフルレン)の心拍変動周波数解析に及ぼす影響と前投薬ミダゾラムの心拍変動周波数解析に及ぼす影響を検討した。これらの結果は日本麻酔学会で報告を予定している。また、体動等によるノイズのため256秒間の周波数解析が不可能になることが多々あったが、新たにノイズ除去アルゴリズムをソフトウエアに組み込み、体動時・不整脈等のノイズ出現時にも解析が可能になったことを臨床モニタ-研究会で報告をした。 今後、麻酔モニタ-としての信頼性を確立するため、猫およびヒトで各種麻酔薬・麻酔深度で、心血管情報の各周波数成分の個々の増減に対する影響を検討する必要がある。
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