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1991 年度 実績報告書

エキシマレ-ザ-と細径内視鏡を用いた無侵襲的尿路狭窄除去システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 02557062
研究機関東北大学

研究代表者

折笠 精一  東北大学, 医学部, 教授 (60001004)

研究分担者 佐藤 俊一  東北大学, 電気通信研究所, 助手 (30162431)
千葉 裕  東北大学, 医学部, 助手 (00227331)
研究概要

1.低出力レ-ザ-による瘢痕組織の熱力学的離断について検討した。尿管の瘢痕組織であれば、100〜120mjの出力で、十分離断が可能なことが判明した。この目的のために、既存の色素レ-ザ-の高出力化により、100〜200mjの出力を安定して発振できる装置の開発を行った。
2.レ-ザ-の伝達に用いるファイバ-は、すでに0.3mmのものの試作を終了しており、さらに、十分な出力伝達能を保ったまま、直径0.25mmの太さにするよう検討を加えている。
3.極細径の腎盂内手術用内視鏡(直径3.5mm)および尿管内手術用内視鏡(直径2.5mm)の試作開発をおこなっており、次年度には完成予定である。
4.狭窄部の拡張効果確認するための、カテ-テル型尿管内走査式超音波プロ-ブ(直径2.7mm)を試作し、動物実験にてその安全性を確認した。さらに、電気的安全度を高め、外径も2.1mmと細径化したカテ-テル型尿管内走査式超音波プロ-ブを試作し、臨床応用を待つばかりとなっている。なお、このカテ-テル型尿管内走査式超音波プロ-ブは、先端に1辺1mmの方形振動子を装着したフレキシブルシャフトを直径2.1mmの高分子チュ-ブに挿入した構造となっている。超音波の発振周波数は、10、15、20、30MHzのものを検討した結果、分解能と組織透過性を両立させうるものとして、200MHzのものを実際の臨床では用いる予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 折笠 精一,棚橋 善克: "レ-ザ-と細径内視鏡を用いた尿路狭窄治療システムの開発" Innervision. 6(7). 61- (1991)

  • [文献書誌] 沼田 功他: "パルス波色素レ-ザ-を用いた尿路結石の破砕-破砕作用と尿路壁への影響-" 泌尿器外科. 3(5). 619-623 (1990)

  • [文献書誌] 沼田 功他: "パルス波色素レ-ザ-を用いた尿路結石破砕-臨床応用-" 泌尿器外科. 3(6). 731-734 (1990)

  • [文献書誌] 桑原 正明他: "Transurethral Ureterolithotomy in outpatients:cases of ureteral strieture as a late Complication." Jap.J.E.E. 2(2). 147-153 (1989)

  • [文献書誌] 棚橋 善克他: "レ-ザ-砕石" 治療. 71(7). 1485-1489 (1989)

  • [文献書誌] 折笠 精一: "内視鏡的泌尿器科学" 日本泌尿器科学会雑誌. 81(13). 1997-1999 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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