研究課題/領域番号 |
02557066
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
澤 充 東京大学, 医学部(病), 助教授 (40010475)
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研究分担者 |
伊藤 和也 興和株式会社, 調布研究所, 所長
伊藤 英一 興和株式会社, 開発本部長
玉置 泰裕 東京大学, 医学部(病), 助手 (20217178)
山下 英俊 東京大学, 医学部(病), 講師 (90158163)
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キーワード | レ-ザ- / 房水 / 細胞径 / 測定体積 / セル認識 / 二次元走査 / CCD / 蛋白組成 |
研究概要 |
本年度は細胞径の測定法についての検討を重点的におこなった。開発の基本目的としては前房中の細胞のサイズが赤血球を基準にほぼ同サイズ、それより小さいもの、大きいものの3種に分類測定を可能にすることとした。検討項目としては(1)半導体レ-ザ-の導入(2)より多くの細胞の測定を可能にするための測定体積の拡大(3)細胞径の測定解析法、を対象とした。 (1)半導体レ-ザ-として波長670nm,650nmの装置を試作、視認性の良い650nmを採用した。 (2)測定体積の拡大:レ-ザ-フレアセルメ-タ-を基準に種々の実験を行ない以下の結論を得た。 (1)測定方法 a)測定体積0.5mm(ビ-ムスキャン:W0.5×V1.0×H1.0mm、ウインドウ・サイズ:0.5×1.1mm)b)レ-ザ-スキャン速度FC-1000の5倍(測定時間0.86秒、解析時間1.4秒、表示時間0.8秒)c)サンプリングタイム20μ秒d)入射レ-ザ-パワ-70μW(被検眼の位置で)e)PMT感度2倍f)フォトンカウンティングユニット1/4分周付き (2)セル認識パラメ-タ- a)「傾き」…7/4(TN≦56)(TN:Total noise)b)「閾値」…15(56<TN),2√TN(56<TN)但し閾値は小数点以下を切り下ゲるため、 (3)細胞径の解析方法の検討 (1)レ-ザ-ビ-ム二次元走査による粒径測定方法(2)CCD入力画像解析による粒径測定方法(3)フライングスポット方式による粒径測定方法(4)レ-ザ-レ-ダ-法を応用した粒径測定方法(5)回析パタ-ン像の測定による粒径測定方法(6)レ-ザ-ドップラ-法を応用した粒径測定方法(7)視神経乳頭部からの反射光を利用した前方散乱光の測定による粒径測定方法(1)〜(3)について実験を行ない(1)の方法での開発をすすめている。
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