研究課題/領域番号 |
02557066
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
澤 充 日本大学, 医学部(病), 教授 (40010475)
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研究分担者 |
古谷 義之 興和株式会社, 調布研究所, 課員
伊藤 絋祐 興和株式会社, 調布研究所, 所長
葛西 浩 日本大学, 医学部(病), 講師 (80133437)
中野 直樹 日本大学, 医学部(病), 講師 (40155784)
小松 仁 日本大学, 医学部(病), 講師 (40162052)
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キーワード | 生体計測 / 房水 / 蛋白組成 / 細胞径 / 定量分析 / 半導体レーザー / フレアアナライザー / セルアナライザー |
研究概要 |
本研究は房水蛋白濃度・細胞数測定装置をふまえて房水蛋白のアルブミン、グロブリン濃度比、細胞径を臨床的に測定可能する装置を開発するものである。前年度迄は(1)測定法の理論的検討(2)レーザーフレアセルメーターの測定光をHe-Neから半導体レーザーに変更するとともにフレア測定機能、セル測定機能装置に分割し、各機能、装置の改良をおこなってきた。本年度はフレア測定装置(フレアメーター)について波長650nmの半導体レーザーによる最終仕様装置の臨床試験(4施設、東大、自治医科大学、東京医科大学、東北大学)が終了した。 一方、本研究の細胞径測定には、大きなサンプリング容積を測定対象とする必要があることからセルカウンターにおける測定容積の拡大について検討し装置の製作をおこなった。測定体積の拡大は測定時間上の制約から細胞認識パラメーターの新しい設定、拡大可能容積の検討、決定が課題となり、最終的に0.5mm/0.8秒(フレアセルメーターのセル測定モードは0.075mm/0.5秒)を測定対象体積とする装置(セルカウンター)を開発した。フレアメーター、セルカウンターの仕様決定後、房水蛋白のアルブミン、グロブリン濃度比を測定する装置(フレアアナライザー)、細胞径を測定する装置(セルアナライザー)の実験機の製作を1992年12月からおこなった。両装置についてin vivoでの測定実験を1993年2月から開始した。同年3月中旬から臨床側での測定を開始する。本研究目的にそった装置はその方法論の検討、また本研究用装置へのフレアセルメーターの変更に予想以上の時間を要したために大巾な時間的遅延を来しているのが現状である。
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