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1992 年度 研究成果報告書概要

デュアルエネルギー差分法を応用した骨塩空間分布定量装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 02557078
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科・放射線系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

加藤 二久  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (70095107)

研究分担者 関田 俊明  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90236092)
石田 恵  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (00134734)
秋葉 隆  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (70184108)
小林 賢一  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (00170316)
佐々木 武仁  東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (90013896)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
キーワード骨塩量 / デュアルエネルギー差分 / デジタル画像処理 / K吸収端フィルタ
研究概要

ハードウェア
レーザーフィルムスキャナとワークステーションをイーサネットで接続し、半切迄の大きさのX線フィルムの画像を10bitの精度で読取る系を構築した。入力に要する時間は6切サイズで約30秒であり、電算機への転送には約1分を要した。
2.リフトウェア
以前にパーソナルコンピュータで開発したリフトウェアを、UNIX上に移植した。入力はOpen window^<【.encircledR.】>を利用したGUIで構成し、殆どの操作はマウスで行なえる。骨塩量データは、任意の一画素、任意の直線上のプロファイル、任意の平行四辺形内の投影、および任意の多角形内の積分値を出力出来る。フィルム入力から処理終了迄の所要時間は約1時間であった。目標とした15分に至らなかった主な原因は、ユーザの判断に基づく入力作業が繁雑なためであった。
3、試用に基づく改良(分野別パッケージの開発)
上記の手続きを簡略化するために、標準楔を階段状として必要な位置合せの精度を下げ、自動認識アルゴリズムを応用して自動的に楔の厚さと写真濃度の関係を求める様にした。また、位置合せ用鋼球ユ-カの位置も自動認識する様にした。骨塩像の2値化像を基にマスク像を作りROIを自動的に設定するアルゴリズムを開発した。これ等に依り処理時間は約30分となった。利用分野別に、使用する標準楔の形状、フィルムサイズ、撮影条件等を固定すると、自動認識に要する処理時間が著しく短縮する事が判明し、それ等の初期値データをファイル化して、分野別パッケージとする事にした。先づ変動範囲が比較的小さいと思われる高齢者歯科学分野に的に絞り、その変動範囲の調査を開始した。これに依り、目標とした15分の処理時間を達成出来ると期待される。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 加藤二久、小林賢一、水口俊介、片山圭一朗: "デュアルエネルギー差分法を用いた高空間分解能骨塩分布定量装置" J.Med.Electro.Biol.Engin.28(Suppl). 389- (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 加藤二久、小林賢一、水口俊介、長尾正憲: "デュアルエネルギー差分法に依る顎骨の骨塩量測定" 日本歯科補綴学会誌. 34(Suppl). 67- (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T.Katoh,T.Sasaki: "Quantitative image by dual enevgy subtration in single exposure for measurement of bone mineral content" Med.Biol.Comput.Engin.29(Suppl). 912- (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T.Katoh, K.Kobayashi, S.Minakuchi, M.Nagao, K.Katayama: "System for measurement of bone mineral distribution by high specific resolution with dual energy subtraction." J.Med.Electro.Biol.Engin.28(Suppl.). 389 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] T.Katoh, T.Sakai, K.Kobayashi, S.Minakuchi, M.Nagao: "Measurement of bone mineral content in jaw using dual energy subtraction technique." J.Prothodont. 34(Suppl). 67 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] T.Katoh, T.Sasaki: "Quantitative image by dual energy subtraction in a single exposrue for measurement of bone mineral content." Med.Biol.Engin.Comput.29(Suppl). 912 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1995-03-27  

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