研究課題/領域番号 |
02557079
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
神田 重信 九州大学, 歯学部, 教授 (20014003)
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研究分担者 |
豊福 不可依 九州大学, 医療技術短大, 助教授 (10117179)
吉浦 一紀 九州大学, 歯学部, 講師 (20210643)
三輪 邦弘 九州大学, 歯学部, 助手 (10136509)
田中 武昌 九州大学, 歯学部, 助手 (30163538)
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キーワード | イメ-ジ・インテンシファイア / ビデオカメラ / CT / 3次元画像 / 被曝線量 / 画像再構成 / コ-ン・ビ-ム |
研究概要 |
今年度はX線ビデオCT(FCT)の生デ-タ検出系において、イメ-ジ・インテンシファイアの投影像をビデオ信号に変換するビデオカメラを更新し、3CCD型でダイナミックレンジが広く水平解像度が高いものを備えた。その結果、最終的に出力される再構成画像の空間分解能も向上し、287×287の画像を得ることができるようになった。 またディジタル・フレ-ム・レコ-ダ(昨年度設置)から出力される膨大な量の投影デ-タを大容量の光磁気ディスク(300MB×2)にストアできるようになり、多くのプロジェクションのデ-タを一括して再構成できるようになった。さらにこれらのシステムは今年度、ネットワ-クで接続され、生デ-タは高速演算が可能なワ-クステ-ションに転送し、そこで従来の約25倍の処理速度で計算できるようになった。従って今まで実用困難だった三次元的再構成の一括処理も可能になった。 さらに上記の様なシステムのオンライン化で操作性の良い画像表示用のフロントエンド・コンピュ-タまで画像デ-タを転送でき、比較的簡便に画像の観察・処理ができるようになったため、マン・マシン・インタ-フェ-スは一層の向上をみることができた。 今年度は被曝線量の評価も試みた。電離箱線量計を用いて患者の皮膚表面位置における照射線量率を実測し、照射時間を乗じて被曝線量を推定した。その結果、従来のX線CTに比べ約1/20〜1/10の被曝線量であることが確認された。
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