研究課題/領域番号 |
02557080
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
河合 幹 愛知学院大学, 歯学部・第2口腔外科, 教授 (50064788)
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研究分担者 |
高橋 久英 藤田学園保健衛生大学, 衛生学部, 教授 (80084606)
夏目 長門 愛知学院大学, 歯科部・第2口腔外科, 講師 (90183532)
服部 孝範 愛知学院大学, 歯科部・第2口腔外科, 助教授 (70064813)
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キーワード | 口唇裂 / 口蓋裂 / 疾患モデルマウス / コンジュニックマウス / 貧血マウス / A / J系マウス / CL / Frマウス / W^v / マウス |
研究概要 |
当教室では口唇・口蓋裂の治療、研究をメインテ-マにしており、現在愛知県下で出生する本症患者の7割程度、岐阜県、三重県の3割程度の治療を行っており、過去20年にわたりこれについて疫学的調査を行ってきた。この調査の中で口蓋裂を出生する母親は、妊娠中に健常児を出生した母親に比し、貧血状態となっている者の比率が高いことをみいだし、この裏付けをするため、動物実験において人為的に貧血状態を作り、貧血が口蓋裂の誘因となることを報告した。このことにより母体の貧血治療を行うことで、口蓋裂の発現を予防しうることの可能性が示唆されるが、この研究を行うためには口蓋裂遺伝子と貧血遺伝子の両方を有する疾患モデルマウスを開発することが不可欠である本研究では、これまで我々が予備研究として開発に着手した口蓋裂と貧血の両因子を有する新たな疾患モデルマウスを開発し、実用化することを目的としているが、本年度はその初年度として自然発生口唇口蓋裂マウスと、自然発生貧血マウスの継代を従来の系で実施しようとしたが、感染等の問題によりこの系の継代は失敗に終った。そこで急きょ1代目よりの育種を開始し、バッククロスを行った。これにより本年度の計画は大きく後退してしまったが、その後は順調に研究は実施された。
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