研究課題/領域番号 |
02557083
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
鈴木 弘之 長崎大学, 歯学部・歯科矯正学講座, 助教授 (70018753)
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研究分担者 |
平野 明喜 長崎大学, 医学部・形成外科, 助教授 (90208835)
石松 隆和 長崎大学, 工学部, 助教授 (10117062)
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キーワード | 画像処理 / 人体頭部 / 格子パタ-ン投影法 / TVカメラ / 液晶 / 3次元形状測定 |
研究概要 |
人体頭部を計測するために、次の2種類の測定システムを試作し、測定精度と測定時間操作性さらに被験者への精神的影響等について評価を行った。 (1)格子パタ-ン投影法:液晶プロジェクタにより、測定部位に格子状の白黒パタ-ンを投影すると、測定部位の凹凸により格子パタ-ンが変形する。その変形をTVカメラと画像処理装置を作って測定し、3次元寸法に換算することで3次元形状を求めた。その結果、 ○顔面の左半分の画像デ-タの取り込みに約2秒。 ○約4万点の3次元デ-タの換算に約2秒を要した。 ○最大測定誤差は±1mmを越えず、良好な3次元測定が可能であった。 (2)カラ-格子パタ-ン投影法:上記の白黒パタ-ンをカラ-の格子パタ-ンにし、1枚の画像から得られる情報量を3倍に増すことで、画像デ-タの取り込みに要する時間を1/30秒とした。ただし、カラ-パタ-ン投影用液晶プロジェクタのカラ-分解能が不十分であったために最大測定範囲は±3mmであり、より高精度化のために不可欠であった。 上記の2つの方法の評価の結果、(1)に示した白黒の格子パタ-ンを用いる方法がより現実的であり、人体頭部測定のために十分な性能を有していると結論づけられた。その結論に基づいて顔面を2方向から1度に測定する実用システムを設計した。
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