| 研究課題/領域番号 |
02557089
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| 研究機関 | 東日本学園大学 |
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研究代表者 |
藤間 貞彦 東日本学園大学, 薬学部, 教授 (30001043)
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| 研究分担者 |
荒島 真一郎 北海道教育大学, 教育学部・札幌分校, 教授 (90002344)
秦 温信 北海道大学, 医学部附属病院, 講師 (10113606)
馬原 礼二郎 東日本学園大学, 薬学部, 助手 (30192347)
黒沢 隆夫 東日本学園大学, 薬学部, 講師 (50103198)
池川 繁男 東日本学園大学, 薬学部, 助教授 (90111301)
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| キーワード | 胎児性胆汁酸 / 胆汁酸生合成中間体 / 新生児肝胆道疾患 / 体内動態 / キャピラリ-ガスクロマトグラフィ- / 免疫学的測定法 |
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| 研究概要 |
先に申請者らは胎児一新生児期の体液中から多量の1βーおよび6αー水酸化胆汁酸を見出し、その胆汁酸組成は成人の場合と大きく異なり、特有の胎児性胆汁酸が存在することを明らかにした。本年度は、GCーMS、GLCおよび免疫測定法による微量分析法の開発を行い、胎児性胆汁酸の体内動態の発育に伴う変動について解明し、先天性肝胆道疾患における病態解析法を確立して、早期診断法の開発を目的とした。
1.<新規胎児性胆汁酸および代謝異常成分の合成と同定>___ー既に確認された胆汁酸の他にGCーMSにおける未知ピ-クのMSの解析から推定される4βー水酸化体の標品を化学合成し、4βー水酸化コ-ル酸が新生児尿中に比較的多く存在することを明らかにした。
2.<キャピラリ-ガスクロマトグラフィによる胎児性胆汁酸および胆汁酸生合成中間体の微量定量法の開発>___ーZellweger症候群患者尿より見出されたC_<27>-胆汁酸、その1βー水酸化体および胆汁アルコ-ルの標品を化学合成したのち、GCによる一斉分析条件ならびに感度向上を検討した結果、臨床診断に応用し得る簡便、迅速な微量定量法を開発することが出来た。
3.<胎児性胆汁酸の体内動態と発育に伴う変動>___ー羊水、妊娠尿、新生児尿、血液および胆汁について検討した結果、1βー水酸化コ-ル酸は妊娠35週より急速に増大し、総胆汁酸量の40%に達するが、出生後の新生児尿では徐々に減少して3才までに成人の組成比に変動することを明らかにした。
<胎児性胆汁酸の免疫学的測定法の開発>___ー種々のハプテンの蛋白結合体を調製し、これを免疫抗原として特異性の高い抗体を作成したのち、 ^<125>I標識抗原を用いる免疫測定法を検討した結果、抱合型1βー水酸化コ-ル酸の微量定量法を確立することが出来た。
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