デ-タ・ファイル・フォ-マットは椎名晋一が研究代表者として研究が行なわれた総合研究(A)「医療用光カ-ドのフォ-マット統一に関する研究」により平成2年度に作成され、公開された基準案を使用した。本基準案の原案、ならびにそれに準拠したプログラムを東京医科歯科大学で作成し、試験的に患者情報を書き、かつ読むことが可能であることは平成2年2月に開催された第9回医療情報学連合大会において報告した。 規準案にもとづき、入出力フロ-チャ-トを作成し、ソフト会社のプログラマ-にファイル・フォ-マットの教育を行ない、フロ-チャ-トを理解させた。 フォロ-チャ-トに沿って、プログラマ-が入出力プログラムを作成した。このプログラムは平成3年3月までにほぼ完成した。 平成3年4月から外来ならびに本学保健管理センタ-において各100名位のデ-タの入出力実験を行ない、その実験成績は満足すべきもので、国内外の学会で発表した。 今後、平成4年度には学外の数カ所での試用実験を行い、汎用ソフトに仕上げたいと考えている。
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