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1991 年度 実績報告書

高齢者看護のための監視装置を内蔵したベッドの開発

研究課題

研究課題/領域番号 02557109
研究機関山口大学

研究代表者

田村 俊世  山口大学, 工学部, 助教授 (10142259)

キーワード体動 / 温度測定 / デ-タロガ- / 監視装置 / 圧力センサ / ベッド温度 / 光ファイバセンサ / サ-ミスタ温度計
研究概要

平成3年度は,平成2年度に試作したベッド温度測定装置の性能評価及び改良を行った。
作製した装置の性能評価:病院での使用に際し,看護婦にその取扱いを依頼したが,ICカ-ドの取扱いについて問題点が残った。説明書を完備したが,ICカ-ドの抜き差しと電源のオンオフの誤動作によってデ-タが読出し不能となった例があった。現場で忙しい状態で器械を操作することの煩わしさを考え,記録装置を内蔵した装置に変更し,現場では電源投入のみで動作するような装置に改良することとした。すなわちICカ-ドではなく内蔵のRAMに記録を保存し,測定終了後,装置全体を解析者に持参する方式とした。そしてすべての設定,解析はパ-ソナルコンピュ-タ上で行うようにした。さらに装置そのものをなるべく小さくするよう設計することとした。
また,長期療養患者について測定した例では,体動の時刻を適格に表示できた。
光ファイバ-感圧センサを用いた体動の検出:ベッド温度からわずかの体動を測定できなかった例が示されたのでので,そのほかの測定方法として以前から行われている圧力に着目した。そして光ファイバ感圧センサを利用した体動モニタ-の開発を行った。ゴム光ファイバセンサは,体圧がかかることにより光ファイバの光量が減少することを利用しており,体動時の信号の強弱から体動の検知を試みた。ビデオ録画との比較では,体動時刻を正確に表示できた。
解析ソフトウェアの改良:解析のプログラムをマンマシンインタ-フェイスの概念により操作性の良いものとし,マウスとテンキ-のみで作動できるように変更することとした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tamura,T,Zhou,J.,Mizukami,H.,& Togawa,T.: "A monitoring system of temperature distribution and it application to the assessment of body movement" Med.& Biol.Eng.& Comput.29(Suppl). 555- (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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