• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1990 年度 実績報告書

オ-プンフィ-ルドにおける人間の行動軌跡を測定する簡易アクトメ-タの開発

研究課題

研究課題/領域番号 02558035
研究機関早稲田大学

研究代表者

野嶋 栄一郎  早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (20000086)

研究分担者 梅沢 章男  福井大学, 教育学部, 助教授 (70151925)
佐古 順彦  早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (10000069)
キーワード活動性 / アクトメ-タ / 行動的指標 / 時系列デ-タ / 万歩計 / 歩数センサ
研究概要

活動性は個人と環境の関係を知るための有効な行動的指標のひとつである。教育場面における子供の評価に“活発な"とか“おとなしい"といった評価に関わる用語が使われることからも,教育環境と子供の関係を理解する際にもこの活動性の概念は有効な指標として取りあつかうことに問題はなかろう。
また,活動性は,体動や身体の空間的移動として客観的に観察可能な現象である。従来このような活動性は,評定法,行動観察法,および何らかの機械的測定法によって測られてきた。我々の眼目は客観性の高い機械的測定法にある。特に情緒障害児の多動,寡動現象を数量的に捉えようとする各種装置の開発が目に付く。
我々の今回の研究は,学校を中心とし教室の内外で活動する子供の自然な活動性を測定する器具の開発にある。今年度は,子供の活動性を時系列デ-タとして測定収集するシステムを開発した。これは比較的入手しやすい安価な素材を用いており,子供にも常時携行できるように小型軽量化を図った。
本システムは以下のような要素から構成されている。
(1)歩数計測用ボ-ド
(2)デ-タ転送用ボ-ド
(3)開発用ボ-ド
(4)ホストコンピュ-タ(パ-ソナルコンピュ-タ)
ここで歩数計測用ボ-ドは電子万歩形の振り子方式歩数センサのon,off情報を処理してその結果をコントロ-ラ内のメモリに格納していく機能を有している。その他については解説を略す。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 矢島 正晴 野嶋 栄一郎 梅沢 章男: "オ-プンフィ-ルドにおける行動の測定ーラップを測定する万歩計の開発" 日本教育工学会研究報告集. (1990)

  • [文献書誌] 矢島 正晴・野嶋 栄一郎・梅沢 章男: "ラップ計測可能な歩数計測システムによるヒトの活動性測定" 日本教育工学会第6回大会発表論文集. 275-276 (1990)

URL: 

公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi