研究概要 |
千代田保安用品(株)技術部において下記のように検討を繰り返しながら,基本設計を行い製作に入った. I.平成2年7月17日に次の検討結果を得た:1.フ-ドの大きさは,できるだけ少容積が望ましいので,トリチウム水実験用フ-ドの約1/2とする.2.トリチウムガスの酸化をどのような方式にするか,また最も困難なフ-ド壁ガス吸着の問題をどのように解決するか,早急に資料を収集し,基本設計を行う. II.平成2年9月7日,できあがったトリチウムガス動物実験用フ-ドシステムの基本設計について修正を行った:1.トリチウム曝露エンクロ-ジャの設計の一部を変更する.2.飼育安全キャビネットの設計の一部を変更する.3.トリチウム曝露チャンバ-のフロ-シ-トを手直しする.4.平成2年度は中継部を含む外枠部の製作に限定し,材料を発注する. III.平成2年11月初旬より組み立て開始.平成3年1月下旬当該部分の製作を完成し,その後種のテストを行う.平成3年2月7日立ち会い検収を行った.平成3年3月20日の広島大学アイソト-プ中央実験施設の建築完成を持って搬入を行う. 一方,広島大学原爆放射能医学研究所トリチウム実験棟において,ロ-タリ-エバポレ-タ-を利用し,トリチウムガスのトリチウム水への変換方法の検討を行った.また実際に動物を使用し,照射方法の検討も種々行った.
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