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1990 年度 実績報告書

情報化サ-ビス化社会における青少年の自己形成と学校教育の機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02610108
研究機関東京大学

研究代表者

藤田 英典  東京大学, 教育学部, 助教授 (30109235)

キーワード青年期構造 / 中等教育 / 自己形成 / 進路選択 / 分節型社会 / クロスオ-バ-型社会 / 情報化 / サ-ビス化
研究概要

青少年の生活環境は戦後40年の間に大きく変化した。とくに1960年代の工業化と都市化の進行、1970年代以降の情報化とサ-ビス化の進行、そして1980年代以降顕在化してきた高齢化とフエミニズム化の進行は、人びとの生活空間と子どもの成長空間にさまざまの質的変化をもたらしてきた。本研究は、こうした《境界解体的な》変化の意味と様相を、とくに中等教育との関連で考察するものである。
研究は、大きく分けて三つの作業領域で進められた。第一の作業は、変化の諸相とその意味を全体的な枠組で解釈するこであ。この作業は、《分節型社会からクロスオ-バ-型社会へ》という概念図式を用いて行われた。その成果の一部は、「11.研究発表」欄の図書のなかに結実している。
第二は、中等教育の形態・内容・機能の変化に関する研究である。この作業は、目下継続中であるが、部分的には「11.研究発表」欄の(3)に示されている。
第三の作業は、諸変化が進むなかで、こんにち中・高校生の生活と意識、自己形成、進路選択がどのような様相を呈しているかについて実証的に解明し、現代の中、高校生が抱える問題と、中等教育の現代的課題について考察することである。この作業は、研究代表者がこれまでに行なった五つの調査および今回の研究費で行なった補捉的調査のデ-タを総合的に分析し、報告書としてまとめる予定である。
本研究は、2年間の継続研究であり、第2年度(平成3年度)には、主として第三の作業を中心におこない、報告書ないし単行本として成果をまとめる予定であり、作業は目下継続中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 宮島 喬・藤田 英典編: "文化と社会ー差異化・構造化・再生産ー" 有信堂高文社/八木 美知夫, 225 (1991)

  • [文献書誌] 藤田 英典: "子ども・学校・社会ークロスオ-バ-型社会の人間形成空間ー" 東京大学出版会/菅野 卓雄, (1991)

  • [文献書誌] 藤田 英典: "高校教育と青年期ーポストモデダン社会の人間形成ー" 有信堂高文社/八木 美知夫, (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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