研究概要 |
1.留学生問題や対外国人観等に関する内外の文献の検討から、日本における留学生問題や、日本人と外国人の相互理解等について、理論的研究を深めた。 2.日本人学生を調査対象とする質問紙調査として、「学部学生調査(a)」(平成3年1月実施(集合調査):回収176票)、「大学院生調査」(平成3年3月実施(郵送調査):配布295票,回収160票(54.2%))、「学部学生調査(b)」(平成3年3月実施(郵送調査):配布150票,回収77票(51.3%)の各調査を、平成2年度末に実施した。今年度は、各調査の回収・コ-ディングから、集計・分析をおこない、考察を深めた。とくに、相互理解において重要な位置を占める「日本人の対外国人意識」については、やや深く考察した。 3.前年度に実施した質問紙調査(「帰国中国人留学生調査」(平成2年8〜9月実施)、「在日中国人留学生調査」(平成2年12月実施)、「チュ-タ-調査」(平成2年12月実施))について、分析を継続し、考察を深めた。 4.複数の調査において、同様の内容・形式でおこなった質問について、各調査の集計結果を比較し、調査対象者間の意識の相違について考察を深めた。 5.2年間にわたる研究の成果を踏まえて、本課題全体の成果のとりまとめをすすめた。
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