研究概要 |
当初の計画どおりに調査研究を行い、平成4年2月には、研究の成果を、「専門学校(専修学校専門課程)の社会的役割に関する基礎的な調査研究報告書」(B5版110ペ-ジ)としてまとめ,刊行した。報告書は研究代表者、研究協力者が分担して執筆した. 私立専門学校1128校を対象とする学校調査の結果については、「専修学校(専門課程)の動向に関する調査結果の解説」と題し、研究協力者の鎌田積が解説を担当した.調査項ごとの結果にもとづき、(1)専修学校の概要、(2)過去3年間の志願者数増減、(3)志願者数増加への対応、(4)学校運営上の問題、(ア)教員確保、(イ)学生確保、(ウ)校地の拡長、(エ)校舎の増築、(オ)資金的余裕、(5)將来の施策について、(6)専修学校の展開方向.(この項は研究代表者が解説を担当). 専門学校37校、7000人を対象とする学生意識調査の結果については、「専門学校(専修学校専門課程)在校生意識調査結果とその考察」と題し研究代表者、関口義が調査結果にもとづき分析と考察を行った。まず調査の目的、対象校および基本的事項について紹介、解説し、本論の意識調査結果とその考察では、次の項目について分析結果をまとめた。(1)専修学校に関心を持った時期、(2)専修学校への入学動機、(3)専修学校への入学に影響を与えたものはなにか、(4)専門学校進学と大学との関連、(5)専門学校進学と就職との関連、(6)現在学んでいることについて、(7)入学後の学校生活、(8)現在学んでいる学科と卒業後の進路、(9)学歴に関する見聞は、(10)自由記述欄の回答結果のまとめ(課程に結びつく職業への意見、学歴社会への意見、現在の学校生活、過去の学校生活に対する考えなど)である.
|