研究概要 |
1 経済学史関係の資料を収集・整理・分析するとともに理論モデルを開発・展開・分析し、その成果の一部を専門雑誌論文およびディスカッショッン・ペ-パ-として発表した。 2 チウネンの自然賃金論について、わが国の研究成果を整理し,あらたに理論モデルを開発して,欧米における従来の解釈とはことなり、均衡賃金として自然賃金を導出することに成功、その成果を国際的専門雑誌に公刊した。 3 リカ-ドの機械論について、数値的モデルを展開し、分析した。その成果は米国の経済学史学会の機関誌に受理され公刊された。 4 アダム・スミスの自然価格論における成長均衡論について、開発した理論モデルを使用し、マルサスの最適消費(貯蓄)性向をめぐる問題を分析し、その結果を東大経済学部機関誌に公表した。 5 マルクス経済学の国際貿易論に関する理論モデルを展開し,国際的搾取関係を分析した。その内容はディスカッション・ペ-パ-として内外の研究者に配布した。 6 マ-シャルの収穫逓増産業に補助金、逓減産業に課税という政策提言をその生産者余剰論にそくして解明するために、理論モデルを展開して分析した。その結果はディスカッション・ペ-パ-として内外の研究者に配布した。
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