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1991 年度 実績報告書

統計的多変量解析の理論研究と経済分析への応用

研究課題

研究課題/領域番号 02630011
研究機関東京大学

研究代表者

竹村 彰通  東京大学, 経済学部, 助教授 (10171670)

キーワード多変量解析
研究概要

本年度における多変量解析の理論研究においては,a)多変量正規分布の分散共分散行列のミニマックス推定,b)母分散共分散行列が特異に近い場合のウィシャ-ト分布の漸近分布,c)直交不変なモ-メントを用いた多変量正規性の検定,について結果を得た。a)は分散共分散行列の推定の決定論的観点からの改良を論じたもので,Journal of Multivariate Analysisに掲載予定である。b)については論文を準備中である。c)については,第3回太平洋地域統計会議において論本を発表した。会議のproceedingsに論文掲載予定である。
本年度は,論文作製のほかに2冊の教科書を完成し出版することができた。共立出版から出版された「多変量推測統計の基礎」は,研究代表者の長年の多変量解析の研究をまとめたもので,大学院しベルの多変量解析の理論の教科書である。また,創文社より出版された「現代数理統計学」は数理統計学の中級レベルの標準的なテキストを目さして書いたもので,数理統計学の体系的な記述としてよくまとまったものになったと考えている。
統計学の応用面においては,特に東京大学におけるコンピュ-タ環境(ネットワ-ク等)が整備されたために,ワ-クステ-ションの上の統計パッケ-ジ(SAS,TSP,Shazam等)が身近に使えるようになった。これらを用いて多変量解析のグラフィックス手法なども応用できるようになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Akimichi Takemura: "Zonal Polynomials in Multivariate Statistical Analysis" Sugaku Expositions. 4. 83-96 (1991)

  • [文献書誌] 竹村 彰通: "多変量推測統計の基礎" 共立出版, 284 (1991)

  • [文献書誌] 竹村 彰通: "現代数理統計学" 創文社, 347 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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