研究課題
本研究は天文学の総合的な画像解析システムの確立を目指す。1.画像解析システムIRAFをバージョンアップして、引き続きユーザ支援を行っている。2.天文情報処理研究会は活発な活動を続け、今年度も4回の研究会を開いた。市川は、会の世話人を務めている。3.天文情報処理研究会が中心となって、IRAFクックブックの改定を行い、第2版を発行した。これは本研究課題の総決算とも云えるもので、研究成果報告書としてまとめる予定である。4.天文データベースの使用者の手引きとして「データベース便利帳」を編集し発行した。5.天体カタログをほとんどすべて光磁気ディスクに移し、利用者が自らマウントすれば、直接読み出せるように検索プログラムを整備した。6.UNIX系のワークステーションで赤外天文衛星IRASのデータベースを直接検索できるようにプログラムを開発した。今後の展望1.ワークステーションが高性能になっているので、より高速のマシン上でデータ解析システムを構築する。さらに将来はスーパーコンピュータをも利用する。2.ユーザ支援をさらに充実させる。3.「すばる望遠鏡」の建設の進展の伴って、「すばる」のデータ解析システムの開発を行う。
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