研究課題/領域番号 |
02640206
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
西村 史朗 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 教授 (10012840)
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研究分担者 |
市川 伸一 国立天文台, 天文学データ解析計算センター, 助手 (80211738)
小林 信夫 国立天文台, 天文学データ解析計算センター, 助手 (60205474)
大橋 満 国立天文台, 天文学データ解析計算センター, 助手 (50143516)
畑中 至純 国立天文台, 天文学データ解析計算センター, 助手 (50012852)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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キーワード | 天体画像 / 画像解析 / ソフトウェア |
研究概要 |
本研究は天文学の総合的な画像解析システムの確立を目指す。 1.世界の天体画像解析システムについて現状調査を行い、その結果、米キットピーク国立天文台で開発が進められているIRAFが、将来性・国際協力の可能性が最も高いと判断した。 2.IRAFを国立天文台天文学データ解析計算センターのワークステーション群上に移植して、使用環境を整備し、ユーザの利用を推進した。 3,東京大学木曽観測所開発されてきた表面測光ソフトウェアSPIRALをIRAFシステムのローカルパッケージとして移植し、逆にこれを国際協力のために公開した。 4.国内各地の天文学研究機関でIRAFの導入が進展したため、「IRAF担当者会」を組織し、使用環境の統一、利用の晋及、経験の交流に努めた。のちに「天文情報処理研究会」と改称し、さらに天文情報全般に活動の範囲を広げた。3ケ月に1回のペースで研究会を開いている。 5.天文情報処理研究会が中心となって、IRAFの初心者用マニュアル、国内各観測所の観測装置ごとのデータ解析の標準手法などを集成した解説書「IRAFクックブック(第1版・第2版)を発行した。また天文データベースの晋及のために「データベース便利帳」を発刊した。 今後の展望 1.ワークステーションが高性能になっているので、より高速のマシン上でデータ解析システムを構築する。さらに将来はスーパーコンピューターをも利用する。 2.「すばる望遠鏡」の建設の進展に伴って、「すばる」のデータ解析システムの開発を行う。
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