研究概要 |
本年度は,平成2年度に得られた最適設計用数学モデルとAI技術を活用した最適設計手法の開発に関する下記の研究成果を基に"AIを応用した最適設計システム"の構築を行なった。 (1)実験的手法による系のパラメ-タや感度の直接同定法などによる最適設計用数学モデルの構築手法 (2)数式処理技術による最適設計支援 (3)定性的推論による最適設計支援 すなわち,具体的には,設計者との対話を行ないながら最適設計を行う次の項目を含んだシステムの開発を行なった. (1)グラフィックスディスプレ-上に理解しやすい解析結果,感度,最適設計の諸量やその結果を表示. (2)ユ-ザ定義の目的関数や制約条件を数式処理により、ユ-ザへ定義. (3)多目的最適設計の過程において,微分値やトレ-ドオフ比を定性的に表示させ,設計者の負担の軽減. これらの研究を逐行するにあたり昨年度の内定に従い,システム開発や研究成果のまとめや発表の費用を要した. 本年度の研究の成果として"AIを応用した最適設計システム"として実用に十分供し得るシステム開発ができ,またその過程で得られた理論的な成果は別記のような論文等としてまとめられた.
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