| 研究課題/領域番号 |
02650202
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| 研究機関 | 神戸大学 |
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研究代表者 |
荒井 健次 神戸大学, 工学部, 教授 (80031079)
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| 研究分担者 |
中本 聡 神戸大学, 工学部, 教務職員 (10198260)
宮原 一典 和歌山工業高等専門学校, 教授 (50043518)
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| キーワード | 気中インパルス放電 / SF_6ガス中放電 / 放電のストリ-ク光像 / 放電の定量化測光 / 交流コロナ放電光 |
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| 研究概要 |
高速ストリ-ク管、高感度CCDカメラ、マイクロコンピュ-タなどを含む、ストリ-ク光像測定・画像処理システムを構成し、ギャップ長数mmの棒対平板電極系に高電圧を印加した場合の、大気中およびSF6ガス中における放電光ストリ-ク像および電流波形の測定・デジタル処理を行った。その結果、波高値数A程度の火花型放電電流波形の波頭長や波尾長は空気中とSF6ガス中いずれも数ナノ秒で大差が無いこと、放電光ストリ-ク像から画像処理で得られる発光量時間変化波形では、波頭長は電流波形のそれと大差ないが波尾長は短く、電離現象と励起現象の相違に基づく差があることなどを見いだした。またガス絶縁機器を想定した放電電極の近傍に絶縁物が存在する電極配置に、交流電圧を印加した場合の放電光ストリ-ク像を測定し、SF6ガス中および空気中いずれも負位相では棒電極先端に局限された点状コロナ光像が生じること、空気中の正位相では、絶縁物表面に沿ったストリ-マ進展や表面電荷を避ける放電路のストリ-マ進展が生じるのに対し、SF6ガス中では正位相でも負位相に類似した点状光像にとどまることなど見いだした。
次いで、これらの放電光に類似した発光波長スペクトル分布を持つ小型同軸円筒電極系の直流正コロナ放電光を、校正用光源として用いることにより、光像測定・処理システムによる測定輝度階調値から放電による発生光子数の概略値を導き、また、4cmギャップの棒対球電極系に開閉インパルス電圧を印加した場合の、放電光ストリ-ク像や発光波長スペクトル分布の経時変化像を、分光器を組み込んだストリ-ク測光・処理システムで捕らえ、ハロゲン分光放射標準電球を用いてその定量化処理を試み、高速単一過渡放電光の空間・時間分布定量化測光の可能性を見いだした。
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